about
Thai
herb
Abhaibhubejhr
タイハーブは、サプリのように手軽にドラッグストアや、コンビニエンスストアで手に入る
ものもあれば、伝統医学の医師の処方箋を基に摂取するものがあります。
日本の漢方のようなものに近いイメージです。
異なるのは、伝統医学の医師は民間資格でなく国家資格であること
国民がハーブ=食材ではなく、ハーブ=薬としてとらえて
日常的にスーパーで販売されている沢山のハーブの中から
その日の体調に合わせてチョイスして食生活取り入れていることです。
これは、地域医療や生活の知恵としてハーブを重用し、いにしえの時代から
タイ国民の心身の健康を守ってきたからになりません。
Butterfly Pea
バタフライピー
タイの国民にとって、最も身近なハーブの一つで、古来より、不老長寿のお茶として知られています。近年では、バタフライピーに含まれるアントシアニンが、血行促進や眼精疲労、むくみ解消など、様々な不調を癒やす効果が報告されてます。
また、美しい髪の源ともいわれており、また、赤ちゃん誕生すると「しっかりとした眉毛が生えますように」とバタフライピーで色付けしたクリームを、赤ちゃんの両眉にたっぷり塗る風習が残っています。
Bael fruit
ベールフルーツ
修行中の僧侶の精神を乱さない(ホルモンバランスに影響しない)ため、托鉢の果物としても古くから用いられていました。第二の脳ともいわれる腸や、胃の不調に特に効果を発揮することから、弱った消化器官全てに働きかけながら、崩れたエネルギーバランスを整え、便秘解消や疲労回復へと導と考えられました。現在では禁忌がないため、妊婦の方でも安心して飲めるハーブティーとしても知られています。
エンブリカ
ブッダが見つけた「健康を守るハーブ」として長く愛されてきたハーブ。サンスクリット語でアムラと呼ばれ、「看護師」という意味を持ちます。古来より、若さを保てると信じられてきた果実です。現在では、アムラの成分は美容液の成分として広く活用されているほか、豊富なポリフェノールとビタミンCが免疫力を強化し、風邪を引きにくくなる、咳が止まるなど呼吸器官に効果があるといわれています。
Roselle
ローゼル
世界三大美女の一人、クレオパトラが愛用していたという伝説が残るハーブです。美容はもちろん、あるマラソン選手が練習や本番の後に飲んでいたことから日本でも有名になりました。これは。クエン酸やミネラル、カリウムが豊富に含まれており、心身の疲労を回復するから。さらにビタミンCも豊富で、美肌効果もあることでも知られています。肉体疲労時はもちろん、肌の疲れにもおすすめのハーブです。
GOTU KOLA
ゴツコラ
野生の虎や象が縄張り争いなどで怪我をしたときに体を擦り付け、傷を治していたといわれています。実際に韓国ではゴツコラに含まれる「CICA」が美容整形後の傷の治癒を早めるとして大ブームになり、日本でも多くのコスメが輸入・販売されています。近年では、ゴツコラは、脳への様々な効果があるといわれ、世界中で抗うつ、認知症改善、不眠症改善などへの研究が盛んに行われています。
BORAPET
ボラペット
タイのみならず、東南アジアの伝統医学で重宝されてきたハーブの一つで、ゴツゴツとした茎と苦みがあるのが特徴。皮膚疾患への治療や、炎症を抑える、発疹治療の伝統薬として用いられていました。タイ伝統医学では、抜け毛に悩む男性や絹のような美しい髪を手に入れたい女性を中心に人気で、近年では抜毛対策成分として知られているアンデシンが豊富に含まれていることがわかっています。
MANGOSTEEN
マンゴスチン
タイでは、果物の女王と呼ばれる人気の果実。特に果皮にはポリフェノールが豊富で抗酸化作用が強く、肌の糖化を防ぐといわれています。ポリフェノールのほか、タンニンも豊富なので、口臭や、体臭を防ぐといわれ、石鹸や歯磨き粉に配合されます。さらに、ナチュラルピーリング効果や抗炎症作用もあるとされ、美肌効果も期待できます。
BetEL
キンマ
仏教とかかわりが深く、いにしえの時代は、儀式や供え物、僧侶への謝礼などにも使われており、伝統医学では、歯痛、頭痛、関節痛、虫下しなどに利用されてきました。近年は嗜好品タバコ代わりに用いられていることで知られていましたが、現在では、防腐、抗炎症、抗菌などの作用があることから、歯磨き粉などの成分として配合されています。
medical herb
タイではハーブはとても手ごろな価格で手に入れることが出来るため、大きな病院に通うことが出来ない医療過疎の地方の人々にも、伝統医学の智慧を生かしたハーブの活用法を普及するべく
様々な指導が政府主導で行われています。
このようにハーブは、いにしえの時代から伝統医療で人々の健康を支えるだけでなく、西洋医学の薬学にも多大な影響を与えてきました。さらに現在の医療に生かすべくアバイブーベの研究機関で様々なエビデンスレポートが発行され、世界中に
より安心安全にその効果を引き出す方法を広めています。
ハーブ=食料ではなく、ハーブ=薬として日々の生活に役立てている智慧を継承し発展させていくことは、タイのみならず
世界中に広めていくことで、医療難民の解消の一つとなり
さらに今後の様々な医療の発展につながっていくことでしょう。